15000記念に100の御題に挑戦します。
毎日更新のはず。
2009/02/15~
暦
お題
創造する100題
001:冷ややかな
002:棄てられない
003:広がる
書いたものから消していきます。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 私は何時も見下ろしている。そのことに気づいたのは何時からだったろう。春一番が来る日には、子ども等は私がつけた花が散るのを嘆き、秋には葉が散ることを愛(お)しんだ。いつのまにか、子ども等は背丈が伸び何時からか此処には来なくなった。静かに時を喰らう私は、何時も彼らの声を聴き、風に身を任せている。 この木は未だ立っていたか、という声を聴いてはっと見遣れば、そこには小さいころの面影がかけらもない輩が立っていた。 今年も花を点けてくれよ、と言い残し彼は去った。再度、春は巡ってきたのだ。 PR |